こんにちは、むったです。
社会人の一人暮らしさんに多いと言われる「うつ病」。
実は私も「なんとなく眠れないなぁ…」という不眠から、鬱病に片足を突っ込んだ事があります。
知らず知らずのうちにやっていた日常のちょっとした事や、一人暮らしの寂しさからくる孤独感で、自分でも気付かない内に心の病気になっちゃう事ってあるんですよね。
今回はそんな「私はこうして病みました」なお話を通して、一人暮らしの社会人さんが気を付けた方が良い事をご紹介しようと思います。
一人暮らしはこうして鬱になる!私がメンタルクリニックに通うまで。
はじまりは「ちょっとした不眠」からでした。
最初は「あれ?なんか最近眠りが浅いなー…」という、ちょっとした不眠から始まりました。
仕事が終わって体はクタクタ。
職場でのストレスで精神的にも疲れてて、家に帰るとすぐにでも眠りたい感じなのに、なんかぐっすり眠れないんです。
最初は、夜中に何度か目が覚める感じだけだったのが・・
- ベッドに入ってから2~3時間はモヤモヤして眠れない
- ようやくうとうとしてきて、眠りに落ちようとする瞬間に、布団ごと落下するような感覚に襲われる
- それで目が覚めてまた眠れない
こんな「朝まで眠れない」という感じに陥ってきました。
ようやく眠れるかなぁと思った時に、ジェットコースターが落ちる時のような無重力になる感じがして、めちゃくちゃ気持ち悪いんです…。
なんでかなぁと思いつつ、とりあえずこんな状態だと仕事にならないので、何とか寝ようと段々「寝酒」を飲む用になったんですね。
お酒を飲んでも眠れない日々が続き…
仕事から帰ってきて、ごはんを食べる時は毎日晩酌。
ストロングゼロ的な、ちょっとアルコールが強いお酒を飲んでスコッと寝たかったんです。
お酒の効果って絶大で、疲れた体にしみるアルコールが良い感じにうとうとを誘うんですよね。
が。
寝れない。
やっぱり寝ようとする瞬間に、身体が落ちていく感じがしちゃうんです。
こうなるともうイライラが止まらなくなってきて・・・
明日も仕事で朝早いのに・・
眠らなくちゃいけないのに何で寝れないのー!!
なんて、子供が癇癪をおこすみたいに、毎日イライラとモヤモヤが積もって行きました。
思えばこの時点でメンタルクリニックや心療内科に通ってればよかったんですけど・・・
自分はココからお酒の量が増え、市販の睡眠薬に頼るようになりました。
でもやっぱり眠れなくて体調を壊し、結局当時派遣社員として働いていた職場を辞めざる負えないまでになっちゃったんです。
眠れないから始まった体調不良は・・・
- 気分がめちゃくちゃ落ち込む
- 体を動かすのがとにかく面倒で何もしたくない
- ちょっと体を動かすとすぐ疲れる
- たまにやる気がある時も物事に集中できない
- 体や頭が重たくて、とにかく起き上るのが無理
- 太陽の光を見るとなんかテンションが下がる
こんな症状に発展したんです。
こうなるともう仕事を続けられなくなって、ようやくメンタルクリニックに通う決意をしました。
そうして先生に自分の生活スタイルや家での暮らしっぷりをお話するうちに、なんでこんな状況に陥ったのかが何となくわかってきたんです。
社会人の一人暮らしの人が鬱にならない為に気を付けた方が良い事
仕事のストレスや疲れが溜まっても「気分転換」は積極的にやった方がいい
自分は「仕事の疲れとストレス」から来る疲労で、土日はとことん家で寝る生活だったんです。
お天気が良くても外に出掛けようって気にはならないし、なにより社会人になると休みの日に遊びに行く友達なんてのもなかなかいません。
そうなると「仕事以外で外に出る機会」と言うのが、とにかく少なくなりました。
そうして徐々に「人と会話をするのは仕事の事」だけになってきて、『仕事の為だけに生きている』と言う感じになっちゃったんですね。
そうして、毎日の生活で楽しいと感じることが少しずつなくなっていき、物事に対する興味が薄くなっていきました。
こんな生活が続くと、だんだん気分が滅入ってくるんですよね。
「休養」は必要ですけど、溜まったストレスをその都度発散させる「積極的休養」ってヤツが、一人暮らしの社会人には特に必要だと感じてます。
朝になったら必ずカーテンを開ける
で、ですね。
こうなってくると、土日は昼間で寝る(ヘタしたら夕方まで)生活になっちゃいます。
すると、1日中部屋のカーテンを閉めっぱなし…なんて生活が増えてくるんですね。
人間って太陽の光を浴びる事で体内時計が調整されて、きちんと夜眠たくなるサイクルになってきます。
これは「メラトニン」と「セロトニン」と言う、身体の一日のリズムをつかさどる脳内物質のおかげなんですけど・・
日中に日光を浴びる事でしっかりと「セロトニン」が分泌され、夜になって部屋を暗くすることで「メラトニン」がきちんと分泌されます。
逆に、1日中閉め切った暗い部屋で暮らすと、このセロトニンが合成されずに、脳の活動が低下して体がだるくなったり、やる気が低下したりといった事が起こってくるそう。
日光の照射時間が少ない地方では鬱になる人が多かったり、日照時間が少なくなると鉄道自殺が増える・・なんて話もあるそうなんですけど、太陽の光と鬱って関係があると言われてるんですね。
疲れがたまってくると土日は一日中寝ちゃう…なんてライフスタイルになっちゃいますけど・・
休みの日でもカーテンをしっかり開けて日中は太陽の光を浴びる。
そして夜になったら部屋を暗くする…と1日のリズムをきちんと保つ事が大事かなぁと感じてます。
お酒や薬には頼らない
自分の場合、そうして体のリズムが徐々に崩れていって、軽い不眠に陥ったっぽいんですけど…
この不眠を悪化させたのが、良かれと思って飲んでいたお酒や睡眠薬です。
最初は少しの量でも眠れていたお酒も、そのうち効果がなくなってきて段々量が増えていき…
お酒を飲めない時は、睡眠薬や眠たくなる鎮痛剤などを毎日のように飲むようになってきました。
でも、それでも眠れないとさらにストレスが溜まって、負のスパイラルに陥っちゃうんですよね。
自分は最終的に「薬やお酒の飲みすぎ」で自分にとどめを刺してしまいました…。
コレがなければ、仕事を辞める事もなかったかなぁと今では思ってます。
今は簡単にドラッグストアで睡眠薬とか買えちゃいますけど、安易な自己判断で購入するのは微妙ですね…。
仕事や生活の愚痴や不安を友達に話す勇気を持つ
そしてなにより「友達と話をする」事が一番大切かなぁと思います。
一人暮らしって家に帰っても一人。
話し相手いないってめちゃくちゃ孤独なんですよね。
そのうち慣れてきちゃいますけど…
この「慣れ」が厄介だなぁと。
それに・・・
友達も友達の生活があるし、愚痴なんて聞かされても嫌だろうしなぁ…。
向こうも忙しいだろうし…。
なんて考えちゃうと、友達に電話もできない。
確かに毎日毎日グチを話すのは迷惑ですけど、たまにならいいと思うんです。
こちらでもお話してますけど・・
そうやって友達に話を聞いて貰って、逆に友達がストレスで押しつぶされそうな時は話を聞いてあげる。
そうやって、お互いに支え合いつつ、いい意味で開き直って生きていくのが「生きやすい」んじゃないかなぁって。
一人暮らしだからこそ、自分ひとりで頑張り過ぎない。
色んな意味で、この「ひとりでやり過ぎない」事が大事だと思います。
社会人の一人暮らし 鬱にならない為に気を付ける4つの事のさいごに
- 毎日きちんとカーテンを開けて、太陽の光を積極的に浴びる
- 土日は寝てばかりじゃなく積極的休養でストレスを発散する
- お酒や薬には頼り過ぎない
- その代わり友達に頼る
少しずつ、少しずつ。
病院に通いながら、ちょっとずつ生活スタイルを見直して、どうにか普通の生活を送れるようになりました。
一人暮らしって自由だけど、誰ともかかわらない生活だからこその落とし穴があるんですよね。
一度歯止めが利かなくなると、ずるずる悪い流れに引きずり込まれちゃうので、意識して「心と体の健康」を自分で管理していく必要があると思います。
特に自分は「太陽の光を浴びる」って大事だなぁってつくづく感じてます。
暗い部屋でずっと過ごすと、不眠もテンションの下りもどんどんひどくなりました。
そのうち、太陽の光を浴びると気分が滅入るようになったんですけど…
たとえ土日だけでも、暗い部屋に閉じこもるのは避けた方がいいですよー。