こんにちは。
レバニラかニラレバか時々わからなくなりませんか?
むったです。
私、仕事を辞めて貯金を使い果たした末に、そろそろ働かなくちゃなー…って、34歳にして人生で初めての一人暮らしをはじめたんですね。
東京で一旗揚げよう!と地元の田舎を出て部屋探しをしたんですけど・・・
MK30ですよ!MK30!
- M:無職
- K:求職中
- 30:30代
いやー…こいつらの威力って半端ないですね・・・。
部屋を契約するのに、こんなに苦労するとは思いませんでした。
無職じゃ賃貸は借りられないの?
地元を出て東京ひと稼ぎしよう!と、上京を決意したのは日本1周旅行から帰ってきた2月上旬。
退職時に500万円あった貯金も、仕事を辞めて4年たったこの時口座に残ってるのは約20万でした。(笑)
部屋探しは、東京にいる友人の家に泊めてもらいながら、3日間かけて不動産屋さんを周りました。
東京で暮らしたい!と漠然と思っていたんですけどどの街がいいのか、どの沿線沿いがいいのかなんて全くわからなかったんです。(笑)
とりあえず「高円寺」「阿佐ヶ谷」の街の雰囲気が自分ののんびり具合や適当さにあっている気がして、中央線のそのあたりで探すことに。
家賃5万円以下を目安にネットでお部屋探しをしながら、不動産屋さんとメールで連絡を取って予約しました。
たった3日しか時間がないので
「いい部屋が見つかればすぐに契約を決めちゃおう!」
と契約に必要そうな書類やハンコ。通帳や住民票、印鑑証明まで準備してました。
ちなみに契約に必要な書類というのはこんな感じでした。
- 住民票
- 実印
- 印鑑証明書
- 収入証明書(源泉徴収票など、個人事業主の人は納税証明書)
- 連帯保証人の住民票
- 連帯保証人の印鑑証明書
- 連帯保証人の収入証明書
契約する不動産屋さんによって若干の違いはあるかもです。
また、部屋の内覧をしてすぐに部屋を決めるにしても、保証人に書類を記入してもらう必要があるので、結局後日郵送やあらためて契約書を出す事になるんですけど・・・
遠方からの部屋探しの場合は「こんな書類でいいですか?」という確認がしやすいので、あらかじめ準備しておいた方が後々楽だなと思います。
と、これだけバッチリ準備していざ不動産屋さんへ!
ネットでピックアップしていた気になる部屋をもとに、具体的にどの街にいくらくらいの家賃のどんな部屋を探しているのか。
契約者の状況なんかを担当者さんと話していくんですけど・・・
えーと、お仕事の関係でのお引越しですか?
パチパチと軽快にパソコンのキーボードを叩く担当さん。(劇団ひとりさん似)
メールのやり取りでは「無職」という事を伝えていなかったので、30歳の独身女が地方から引っ越してくるだなんて「お仕事なんだろうな」と当たり前のように聞いてきました。
とりあえず。この時の気まずさっすよねw
は、はあぁ…。
お仕事と言えばお仕事の関係なんですけど…。
求職中というか、転職して新しく仕事を探しているところなん・・・です・・・けど…。
最後の方は消え入りそうな声になりながらどうにか絞り出しました。
が。
パチパチパチ!
パチパチパチパチチ!!
パチ・・・パチ、ぱ・・・ち・・・?
それまで軽快にキーボードをはじいていた担当さん。
『求職中というか』のあたりからキーボードを打つ手が弱まり、私がすべてを話し終わると、顔をあげ私の方を見つめてきました。
…という事は、現在は無職という事ですか?
と、明らかに「厄介な客が来やがったぜ!」な雰囲気で
そう言うことは早めに言ってもらわないと困るんだよねーな顔つきに。
いや、完全に被害妄想です。
結果的にひとりさんは滅茶苦茶いい人だったんですけどね・・・
えと、言いにくいんですけど「求職中」となると・・・
正直、部屋を貸すのを渋る大家さんが多いんですよね。
ご希望のお部屋も求職中だとちょっと…
と、かなり言いづらそうに教えてくれました。
どうやら無職の状態で部屋を借りるのはやっぱりいろいろと「手間がかかる」とのこと。
借りられない事はないそうですけど、条件があるようでした。
- 親や兄弟の名義で借りてもらう
- かなりの貯金残高がある(最低でも家賃1年分)
と、一番手っ取り早いのは、社会的に信用のある「働いている家族」の名義で部屋を借りる事だそうです。
でも、私は実家も借金だらけなのでそんなの無理です・・・。
そうなると残された道は「貯金残高でどうにか信用してもらう事」しかありませんでした。
ぶっちゃけ20万しかなかったんですけど、とりあえず「60万くらいなら…」と、かき集めればどうにかなりそうな額を答えると、担当さんはいろんな資料を取り出しつつ「無職でも借りれる部屋」を探してくれました!
家賃5万円以下で中央線沿いという私の条件をもとに、大家さんに電話をしていくつか部屋をピックアップしてくれたんです♪
・・・が!!
この時の選択肢は3部屋。
・・・3部屋ですよ、3部屋。
不動産屋さんがどれだけの物件や部屋情報を抱えてるのか知りませんけど・・・
3部屋て!!
求職中の人間が部屋を借りるって、そんなに難しいのかとつくづく実感した瞬間でした・・・。
とりあえずその3部屋を内覧しましたけどね。
無職なので賃貸契約に貯金残高を開示 下着を見せたような気持ちになった…。
結局、内覧に行った部屋のうち1部屋が家賃の割にかなりいい条件の部屋だったので、もうここで決めちゃいました。
よそを見ても「無職」だと条件は同じなのかなぁと。
内覧後にこの部屋を契約したい旨を担当さんに伝えると、具体的に契約の話が進んでいきました。
そこで一番に確認されたのは「貯金通帳の残高」でした。
賃貸契約でアパートの部屋を借りる時に、無職が乗り越えなければいけない最大の壁が「入居審査」。
この審査に通らないと部屋を借りる事が出来ないんです。
家賃をきちんと払う能力があるのかを審査されるんですけど、求職中の場合は連帯保証人が審査を通過する鍵となる事がほとんど。
私個人がクリアする壁は「貯金残高」くらいだったんです。
『とりあえず通帳のコピーだけでも今日頂けますか?』
との事だったので、20万しかない残高をどう60万に増やそうか考えた挙句、兄や友達に頼み込んでお金を出してもらい、どうにかその日のうちに40万をかき集めました!!
銀行が閉まるまでのタイムアップまで数時間。
間に合うかドキドキしつつ「いよいよダメならキャッシングしてでも口座にお金を作るか…。」なんて事まで考えてました。
通帳のコピーが必要だったので、地元の地方銀行に振り込んでもらったお金を郵貯へ移動。
そのコピーを提出したんですけど、無職ってつくづく信用がないんだなぁって・・・。
通帳のコピーを人に見せるなんて、下着姿を見られるくらいに恥ずかしい感じでした・・・。
残高を見せつつ、連帯保証人の兄の収入の書類なんかを見せると
「これなら大丈夫でしょう!」
と担当さんから力強い言葉が!
こうして、後の書類は後日郵送して契約するという形に落ち着いたんです♪
良かったーー!!
と、一安心で不動産屋さんを後にし、その足で阿佐ヶ谷のアーケードで昼間から祝杯をあげました♪
・・・が!!!
それから約1時間後。
担当さんから着信がありました。
なぜか焦っている担当さん。
詳しく話を聞くと、どうやら私の貯金通帳にちょっと問題がある様子…。
話を聞くと、今日付けで地方銀行から、40万ものまとまったお金が口座に振り込まれているのが不審に思われたみたいなんです!!
そんなところまで見られるのー!!??
結局・・・
『いくつもの通帳に分けて預金していたのでコピーを出すためにまとめた』
という事で納得してもらいましたが、いろいろと計画的に事を進めないと、求職中に部屋を借りるのは難しいんだなとつくづく感じました・・・。
無職だから賃貸契約するのに保証人を立てたけど保証人が問題だった!
ひやひやしながら、これで部屋が借りられるかなぁと思っていると、それからもいろいろと問題があったんです。
無職で部屋を借りる場合、何よりも大事なのが連帯保証人。
本人に支払い能力が無い状態なので、保証人の収入状況や仕事の状況ってかなり重要らしいんです。
私は唯一頼れるのが兄なので、兄に保証人をお願いしていたんですけど…
実はこの兄。
会社勤めじゃなくフリーランスで働いてるんです。
個人事業主として開業してるんですけど、ここがまた入居審査で引っかかったみたいで…。
自分が無職のニートだったので、全然知らなかったんですけど
フリーランスって、収入の不安定さを懸念されてなかなか賃貸契約が難しいんですって。
兄は月収が手取りで40万ほどなのですが、フリーランスという事でいろいろと電話で詳しく聞かれました。
もうここまでくると・・・
求職中でこれから頑張ろうってしてる人間に部屋を貸してくれたっていいじゃない!
日本!優しくない!!
となぜか逆切れしてきてw
兄が『通帳のコピー出してもいいよー。』
と言ってくれたので、提出する準備もしてたんですけど、どうにかそれはせずに審査は通りました。
無職で部屋を借りる人…借りれるから諦めないで!!
いろいろとありましたが、こうしてどうにか無事にアパートの部屋を借りることが出来ました。
お世話になった不動産屋の担当さんや、お金を都合してくれた兄、友人のおかげだとつくづく人のありがたさに感謝しています。
無職で部屋を借りる事は意外と簡単!
結構簡単に貸してくれるところあるよー!
なんて話も聞きますけど、私はかなり苦労しました…。
- 貯金残高は家賃1年分をあらかじめ用意しておく
- 保証人は社会的に信用のある職業の人をたてる
ここをしっかりとやっておかないとスムーズに部屋を借りる事が出来ないと思います。
当分引っ越す予定はないですけど、フリーターの身としては次の引っ越しも苦労しそう・・・。
いつ引っ越してもいいように、コツコツ貯金して行こうと思います!