What’s up?!
債務整理用語って漢字多いし意味わからんし、マジで一体なんなんですか?
むったです。
大きく借金の金額を減らす事ができる「個人再生」。
- 家を残せる
- 借金が大幅に減額される
・・・と、個人再生は「借金はあるけど住宅ローン支払い中な我が家」にとってはまさに天の助けのような債務整理方法なんです!
我が家の借金事情について気になる方は、こちらをご覧いただけたらです。
『家を残しつつ借金を整理したい我が家にぴったりかも!』
…といろいろ調べ、任意整理や自己破産との違いについてはわかったのですが・・・
そんなに甘い話があるわけないよね!
やっぱそれなりにデメリットとかあるんでしょ?
と。
そこで、今回は「個人再生のメリット・デメリット」について調べたことを、気持ちわかりやすくまとめてみました。
個人再生のメリットって何ですか?
- 『免責不許可事由』がないので、ギャンブルが理由で借金ができたような人でもできる
- 住宅ローンを残したままそれ以外の借金を大幅に減額できる
- 債権者からの取り立てがストップし、給与差し押さえなどもなくなる
- 自己破産の時のような職業や資格取得の制限がない
まず、個人再生のメリットからですが・・・
めちゃくちゃ大きなメリットは「家を残したまま借金を大きく減らせる!」
これに尽きると思います。
自己破産の場合は、借金がゼロになる代わりに全ての資産を手放さなければいけませんよね。
で、任意整理だと資産を処分する必要はないけれど、借金もたいして減らない・・・と。
あ、自己破産と任意整理?なにそれ??な方はコチラをどうぞです。
でもこれって…どっちも微妙なんだよねー…。
自己破産しなくても毎月の借金がぐんと減ってくれれば、住宅ローンも月々の借金もどうにか支払えるんだけどなぁ…。
こういう状況って結構あると思うんですよ。
家を残せて借金を大きく減らせる個人再生は、まさにこういう時にぴったりな「破産せずに再生できる」債務整理ですし、一番のメリットだと思います。
また、『免責不許可事由』がないというのもメリットと言えばメリットで…
個人再生は免責不許可事由がないってどういう意味?
自己破産は税金などを除く借金が帳消しになりますよね?
でも、誰もが・・・
OK!あなたの借金チャラにしましょ。
と認めてもらえるわけじゃないんですよね。
なんせ全ての借金をチャラにしてしまう強力な債務整理方法…。
いわばリーサルウェポンなわけです。
なので・・・
- ギャンブルやめちゃくちゃ過ぎる無駄遣い
- どうせ破産するなら金借りれるだけ借りて隠しとこーぜ!」みたいなの
こんな不誠実な理由の場合は、破産が認められないこともあります。
その「不誠実な理由」が、いわゆる「免責不許可事由」というもので、これに該当するとちょっと面倒な自己破産方法を取らなくてはいけません。
個人再生にはこのような「免責不許可」になるような事が定められていないので、ギャンブルや浪費が理由の借金も関係なく整理できちゃう…というわけなんですね。
…でも「債務者が反省して生活態度を改めているから免責を認めましょう!」という大岡越前的な制度もあります。
「裁量免責」というのですが、これが認められれば実際はギャンブルなどが理由でも自己破産できるのだとか。
なので、このあたりは大きなメリット…とは言えないかもですね。
じゃあ個人再生のデメリットってなんなのかというと…。
個人再生のデメリットってなんですか?
- 借金の支払いが残る
- 個人再生を行うには収入や借入金額に条件がある
- 保証人に迷惑をかける
- 官報に載ってしまう
- 信用情報に傷がつく
- 家族にばれる
- 手続きのための費用がなかなか高い
自己破産と同じく、こちらもなかなか失う物が多そう…。
これじゃざっくりすぎなので、サクサクッとデメリットについて掘り下げていくとこんな感じです。
3~5年間支払いが残る
個人再生は自己破産とは違い、借金がなくなることはありません。
「最低弁済額」は支払わないといけないので、3年(最大で5年)は返済が続くことになります。
借金が大幅に減るとはいえ、マイホームを残した場合は住宅ローンの支払いも毎月あるわけで…。
どちらも滞りなく支払い続けなくちゃいけない…というのは、ある意味デメリットと言えるかもしれません。
※ 最低弁済額って何?という方はこちらをどうぞです。(あ、上でも紹介したかw)
収入や借入金額に条件がある
このように、個人再生は借金を返していくことが前提なので、個人再生が認められる条件として・・・
>>> 継続的に又は反復して収入を得る見込みがあること
という収入面でのハードルがあります。
しかもこの収入状況を証明するためには、こんな書類を準備しないといけないんです。
- 源泉徴収票
- 給与証明書
- 退職金見込み額証明書(現時点での退職金額)
- 家計の収支をまとめた家計表
- 通帳のコピー
・・・etc.
いくら収入があるのかはもちろん、毎月いくら出ていくのか生活状況がわかる書類も必要なんです。
もう丸裸っすね・・・。
もう何もかもさらけ出した上で「返済能力があるか?」をチェックされちゃうんすね…。
ただ、安定した収入さえあれば、会社の正社員じゃなくても大丈夫だそう。
アルバイトや派遣社員、フリーランスでも「安定した収入」を証明できればいいようです。
『安定した収入っていくらなの?』といろいろ調べたところ、一概に「いくら」とは言えないよう。
ただ、生活をしながら『減額された借金を3年かけて返していく』のに余裕のある収入…というのが必要みたいですね。
また、住宅ローンを除いた借入額が 5000万円以下 という金額面での制限もあります。
保証人・官報・信用情報のくだりについては…
また、保証人・官報に記載される・信用情報に傷がつく…とう点については自己破産のデメリットと同じですね。
こちらでご紹介したように・・・
個人再生の場合も、連帯保証人がいる借金の場合は 一括 で保証人に請求がいってしまいます。
官報はそう見る人もいないと思うので、気にしないっちゃ気にしませんが・・・
それでもばっちり住所と名前が載ってしまうのはやっぱり嫌ですね…。
同居してる家族にばれやすい
官報から気付く人はいないかもですが、給与関係で提出しなくちゃいけない書類が多い分、同居している家族にはばれやすいですよね…。
なんせ、同居している家族に収入がある場合は、その分も証明書を提出 しなくちゃいけないんです!
しかも、現時点での退職金の金額を証明する証書も必要って…会社にも言わなきゃいけないパターン。
あっちにもこっちにもばれちゃいそうですよね…。
個人再生の費用がなかなか高い
個人再生は手続きが複雑なので、弁護士さんや司法書士さんに依頼して事を進めることになると思いますが…
この費用がなかなか高い!
ものすごくざっくりですが・・・
一般的にこれくらいはかかるんだとか!
しかもこれに「裁判所への費用」も必要になってきます。
住宅ローンを残す「住宅ローン特則」を申請する場合は、料金も上乗せされるそうですし…
今月の生活費も赤字なのに・・・
弁護士費用を出すのに借金しなくちゃいけないのー?!
・・・ぎゃふん!!
結局、個人再生はどんな人に向いているのかというと・・・
こうしてみると、個人再生って減額された借金を返していけるということが前提なので・・・
- 借金が100万円以上ある
- 職についていて安定した収入がある(少なくとも3~5年は)
- 住宅ローンを支払い中で家を残したい
- 家族にばれてもいいから借金をどうにかしたい
- 任意整理じゃどうにもできない借金がある
こういった場合に向いている債務整理方法だと感じました。
これを踏まえて我が家の借金状況を見てみると・・・
ちなみに、我が家の借金の状態と生活状況はこんな感じ。
>>> 父の借金:130万円
2人トータルでは220万円なんですけど、個人だと微妙な金額なんですよね…。
母は全額支払わないといけないし、父も30万円しか減額されない…。
それなのに弁護士費用で30~50万円かかるんだったら、任意整理の方がいいかなぁと。
いろいろと考えた結果、やっぱり我が家は「任意整理」がいいみたい!という結論に落ち着きました。
今は弁護士さんを見つけて、具体的な債務整理の方法をすすめている途中です。
弁護士さんとの無料相談の内容や、気になる面談についてはまた後日ご報告させていただきますね!