『高尾山はケーブルカーもいいかもだけど…登山的には初心者向けだから徒歩がおすすめ♪』
『6号路が自然一杯でおすすめ♪高尾山の中じゃ難易度高いって言われてるけど大丈夫大丈夫!行けます♪』
【高尾山 初心者】
【高尾山 コース おすすめ】
…なんてググると出てくるこんな『登ってみた口コミ』ですけど…
嘘つき―!!
6号路めっさキツイやん!!
…6号路!めっさキツイやん!!
(大事な事なので2回)
と、登山中にマジで登った事を後悔する結果になっちゃいました。
…いや…。だってケーブルカーの待ち時間が長かったんですもん…。
でも…だからこそ!!
『ケーブルカーで登れるらしいから高尾山行ってみる?』からの…
『あー。ケーブルカーの待ち時間長いなー…じゃ、おすすめっぽい6号路行ってみる?♪』
なんて考えちゃった人がいたとして。
一応『6号路 初心者 登れる?』とかググってみたりした、今そこのあなたへ伝えたい。
・・・ちょ待てよ!
高尾山の6号路 初心者でも簡単なコースと言われていますが…
高尾山は世界一登山者が多い山とも言われていますが…
その所以はやっぱり「登りやすい山」だからと言われてます。
どのルートも初心者向け(超初心者向け?)と言われていて、気軽に登れる山としての知名度も抜群なんです。
なにより高尾山と言えばケーブルカーやリフトが有名。
山の中腹まで一気にショートカットでき、舗装された道路を歩いていける「1号路 表参道コース」は観光ルートとしても大人気なんですよね。
そのため、11月の紅葉シーズンには、ケーブルカーは1時間待ちはザラ!
まだまだ紅葉が進んでいない10月下旬の平日のお昼でもすでに20分待ちというびっくり具合!
そんな理由で、長蛇の列を横目におすすめの6号路を登ることにしたんですが…。
でもぶっちゃけ。『初心者』にもいろんな人がいるよね?と。
でもですよ。
『え?今日暇なの?じゃあスポッチャ行こうぜ!』な、普段からアクティブ系な人と
『やったー!休み休み♪一日中DbD三昧やー♪』なインドアな人。(← 私こっち)
同じ『山登り初心者』だとしても、基礎体力ってヤツがやっぱり違うじゃないですか。
これをひとくくりに『初心者』と括っちゃうと、私のようにやっちまう事になっちゃうんですよ…。
ちなみに私の身体的スペックはと言いますと・・・
皆さんがご自身と比較しやすいように、私、むったのスペック的をご紹介しますと…
- 年齢:30代半ば 女性
- 職業:在宅ワーカー (兼自宅警備)
- 体力:普通 体育の成績は大体3
- 趣味:人狼殺のライブ配信観戦
- 毎日の運動量:ウォーキング30分程度
こんな感じです。
在宅ワークなので、一応毎日30分。
気休め程度に近所を散歩がてらウォーキングってる感じです。
さて、こんな私が『初心者にも優しい高尾山』の6号路に調子に乗ってチャレンジしたらどうなるのか。
心の声を包み隠さずぶっちゃけさせていただきます。
※ここからは弱音や愚痴がダダもれなので、そういうのが苦手な方はそっ閉じしてお帰りください。
高尾山の6号路はマイナスイオンたっぷりな自然満喫コース
高尾山の6号路は清滝駅の左側をまっすぐ直進!
紅葉シーズンはこの清滝駅前に長蛇の列が続いているので、その横を颯爽と歩いていくのは正直ちょっと気持ちがいいw
まずは6号路の入り口を目指し、ケーブルカーの清滝駅の左側の舗装道路を進んでいきます。
左側に川が流れ、右手には山を登るケーブルカーが登っている道を、とりあえずテクテク歩いてゆきます。
※ わかりにくいですけど、赤丸のあたりにケーブルカーが走ってます。
のんびり5分ほど歩くと、こんな石碑が左手に見えてきますが、コレが6号路の入り口ですね。
ここから山頂までは約3.3km、登頂時間の目安は1時間30分となっています。
最初に続くのは砂利道なのでこの辺りはまだまだ余裕♪
なんたってあたりはマイナスイオン溢れる大自然!!
緑の木々からこぼれる木漏れ日に鳥のさえずり…。
THE 森・林・浴!!
いや~♪自然のエネルギーを全身に浴びるってやっぱ大事だよね♪
ケーブルカー待たなくて良かったわ!
・・・と余裕をぶっこきつつ、スタートして15分ほど。
目の前に二手に分かれる道が現れます。
どちらに行くか迷うところですが、この道を右に行くと「びわ滝」に。
高尾山の6号路は【びわ滝ルート】とも言われているのですが、ここは6号路の見どころの一つっぽいですね♪
ちなみにこの琵琶滝では、月に数日水行も行っているそうで、初心者でも申し込みをすれば参加できるんだとか。
パワースポットな感じがひしひし伝わるわー…
お参りした後は二またの道まで引き返し、左の細い6号路へと進みます。
ここからは一気に道が細くなり、足元にもこんな木の根っこが登場です。
この木の根っこをよけつつ、歩き続けるのですが・・・
ここら辺から徐々に息も上がって来ちゃいますよね。ええ。
(;゚∀゚)=3ハァハァ 言いながら、体からはじわじわと昨日飲んだ発泡酒が汗になって出てきちゃってます。
そんな中自分を奮い立たせてくれるのは、やっぱりこの景色ですよ!
ほら、私いま山ガールっとるやん?これリア充やん??
つか、こんなのきつくもなんともないもん♪
地元に帰って親戚に『あんたはいつ結婚するの?』って言われる方がよっぽどキツイやんw
半ば無理やりに自分を奮い立たせつつ歩いていくと、目の前には休憩スポットのベンチが!!
このベンチに腰かけて、とりあえずやることはひとつ。
木漏れ日の中でのお弁当っすよね。
ぶっちゃけ息もゼェゼェいっちゃってて、ご飯どころじゃないんですけど…
なんかここでピクニック的な事しないと山ガールっぽくない気がする。
とりあえず持参したおにぎりをパクつきます。
いやー!大自然の中でのおにぎりって最高だわー!
しかもこんな自然の中で「もち麦おにぎり」食べてる私ってボタニカルやわー!
ボタニカル渋滞中やわー!
そう、お弁当はもちろんセブンのもち麦おにぎりです。
特別に好きなわけじゃないのですが、なんとなくアレ食べてる人って健康志向?っぽくて意識高そうじゃないですか。
なんかリア充っぽいし(イメージです)
そうしてどうにか気持ちを切り替えて、気合を入れなおし引き続き頂上を目指します。
引き返したいと思っても・・・時すでに遅し。
こっからは長いのでざっくりといきますが・・・
ここからの道のりはかなりワイルド!
木の根っこが絶妙な段差を作り出し、登りも地味にきつくなってきます。
呼吸はもうゼェゼェMAX!
汗はもうびちょびちょだし、段差に足がひっかかって躓くし、前を歩いてるカップルは『大丈夫?きつい?』『…うん、大丈夫♪』なんていちゃついてるし。
…あれ?…なんで私一人で山登ってんだろ?…
あー、私リア充じゃないわ。なかったわ。リア充は目の前の二人やわ。
やっぱ素直にケーブルカー待っとけば良かったわ…。
徐々に心が折れていき現実を突きつけられる中、とどめを刺したのがコレです。
山頂まであと・・・約三分の一もある・・・だと…?
もう完全に心が折れました。
ココから頂上までの道のりは、確実に今までよりもキツイはず。
だけどこれから今来た2.5km(約2/3)を引き返すのもしんどい…。
どうしよう・・・。
でも突っ立ってても仕方がない。
とりあえず視界に入るカップル(おそらく付き合いたて)があまりにも眩しいので追い越して、がんばって先に進みます。
が。
ここからの道のりが予想以上に無理ゲー。
『左側崖だから気を付けてね!』『うん♪』
『石滑るから気を付けて!ほら、手!』『・・・うん///』
道のりはさらに険しくなり体力はほぼゼロ。
追い越したはずのカップルには追いつかれ、耳に飛び込むラブい会話が追い打ちをかけてきます。
ちなみに上の写真は6号路名物の「飛び石」というスポット。
ほんの少し水が流れ、極浅ですが川のようになっているので石を飛び渡って行くポイントです。
高尾山6号路のラスボス・・・それは・・・
どうにか飛び石を乗り越えると、木々の隙間から空が!
頂上への期待が高まる中、目の前に現れたのが高尾山6号路のラスボス、延々と続く階段です。
20~30段とかのレベルじゃないんす。
軽く100段はありますよね。
しかもこの階段。
下から見上げた時に、終わりが見えないんです。
どこまで登ればゴールなのか、後どれくらいなのか。
それがわからないので心がかなり追い込まれました…。
階段には同じく疲れて足を止めてる人が多数…。
みんな(;゚∀゚)=3ハァハァしてたんですけど、ただ、こうなるとなんだか不思議な連帯感が芽生えちゃうんですよね。
『頑張りましょう!』なんて声を掛け合う、素敵な山登りの一体感を味わえました。
その後、どうにかこうにか階段を上り終え、ようやく6号路のゴールに到着!
もうこの時は疲労困憊。
その後足を引きずるように山頂に向かい、サクッと景色を眺めて、ものの5分で頂上を後にしました…w
高尾山の6号路は私にはきつかったという話。
・・・と、あくまでも。
日頃あまり運動しない30代半ば女の個人的な感想としては・・・
高尾山の6号路。自分にはきつかったです。
これしかない!
体験談や登った人のブログを見てみると、小学生や幼稚園のちびっこ達も元気に登ってる姿を見かけるんですよね。
そういうのを見て、自分も『行けんじゃね?♪』なんて思っちゃったんですけど、いやー、楽には行けなかったですわー。
あの子たちすごいなと!
そんなわけで、ヘタレな私なんかの口コミが参考になるかわかりませんが。
6号路ってどんななの?なんて方に、1ミクロンでも参考にしていただければ嬉しいです。
また、今回こんなにつらかったのは、私の山登りの服装もちょっとまずかった!
高尾山はラフな格好で登れる山ではありますが、6号路を登る時は、ちょっと意識した方がいいかなぁと思います。
初めての登山での6号路はきつかったですが、終わってみるととっても楽しい経験でした♪
なんだかんだ、カップルさんとも挨拶して楽しく談笑しちゃったしw
山登りって、自然を通して自分自身と向き合える素敵な体験なんですね。
今度は体力付けて、また挑戦したいと思いまっす!
ありがとう!高尾山ー!!