こんにちは、むったです。
家に突然やってくるセールスマン。
めんどいなー…。
そういうの買うお金持ってそうな人のところ行ってよねー。
と、基本は居留守でスルーするのですが、何度かうっかりセールスさんと出くわした事があります。
大抵は普通に帰ってくれるのですが、その中でもたまに「この人すげぇ!」と思わずうなる営業さんがいるんですよね。
今回はそんな「意外と面白かった営業マンさん」のお話です。
マンションのプロバイダ変更 乗り換えのセールスマンがやってきた!
ある日、宅急便の人と間違えてふと開けてしまったアパートのドア。
するとそこには、ぎこちないニコニコ笑顔でたたずむ、一人の男性が立っていました。
そうなんです。
私、ネット通販をすることが多いんですけど、荷物は日付と時間指定で受け取れるようしてるんですね。
女の一人暮らしなので、家のインターホンが突然鳴るとドキドキしちゃって・・・
基本的に居留守を使うんですけど、宅配便を再配達させちゃうのは申し訳ないので、荷物が届く時間帯だけは出るようにしてるんです。
そんなある日。
一人暮らしの部屋の静寂を打ち破る「ぴんぽーん♪」の音。
あ!荷物届いたー♪
その時はちょうど、楽天の「激安訳ありショップ」で購入した食材が届く予定。
玄関へ向かい、ひとまずのぞき穴から外を確認してみたのですが、なぜかドアの前に人の姿は見えません…。
なんとなく人影は見えるし…ま、いっか。
時間は19時でしたし、外はもう真っ暗。
こんな時間にセールスや宗教の勧誘はないだろうと、なんの迷いもなくドアを開けると・・・
あ・・・こ、こんばんはー。
すみません、インターネット回線の件でお・・お話に伺ったんですけれどもー…。
今ちょ・・ちょっとお時間よろしいですかー?
と、そこにいたのは、スーツに身を包んだ、だけど明らかに「新人さん」な営業マンさん。
やべ!宅急便じゃなかったか…めんどいなー…と思いつつ、ソッコーで帰っていただこうと。
こういう時の常套手段「あ、うち貧乏なんで。そういうのいいです~♪」と言いながら、ドアを閉めようとした瞬間・・・
グワワッ!!!
あ!申し訳ありません!
なにぶん新人なもので、お気分を害してしまったら申し訳ないです!
実はコイツ、先月入社したばかりで~・・・
っと、ドアの死角だった右側から突如現れた2人目の営業さん!
(ちょっとマジでビビったっす)
こちらの方は左の新人さんとは違い「いかにもデキる!」匂いをぷんぷんさせ、しかもぐいぐい来る感じ!
あっけにとられる私をよそに、隣にたたずむ新人さんについて語り出します。
あ…いや。別に気分を害したとかじゃ…
あー!でしたら良かったですー!!
・・・良かったな!お前 ♪ (ポンポン)
と、新人さんの肩を叩きほほ笑みかけ、新人さんも『・・・はい//』なんてはにかみながら微笑ましく笑いあう二人。
『え!?なにコレ!?』と思いつつ、もう完全に場の雰囲気は相手のもの。
結局それから1時間ほど、ネット回線のプロバイダの乗り換えの話を聞いてしまいました。
(契約までしちゃったっす…)
ちなみにその契約もまた上手!
ネット回線を乗り換えて半年がたった今、いろいろと思う事があるのでまとめてみました。
インターホンがしつこい!怖くて出たらなぜか泣き落としで攻めてきた新聞屋のお兄ちゃん
誰もが一度が訪問されたことがあるセールス、それが「新聞の勧誘」だと思うんです。
私も一人暮らしをして初めて家に来たのは、新聞の定期購読の勧誘のお兄ちゃんでした。
そのお兄ちゃんが来たのは、お昼を少し回った13時過ぎ。
当時は深夜から朝までスーパーで品出しのバイトをしていたので、私はちょうどいい感じに寝てたんです。
ピンポンの音で目は覚めてたんですけど、眠たいので申し訳ないですけどスルー。
ただ、その時は・・・
『ピンポーン!・・・ピンポーン!!・・・
・・・・ピンポーン!!!』
しつこいほど帰らない!
1度めのピンポンからちょっと時間をおいての2度目のピンポン。
初めてのパターンなんだけど・・・!
何コレ?!怖い系?出ちゃった方が無難?!
と、恐る恐る対応すると、そこにいたのは何ともほっこりした雰囲気のお兄ちゃんでした。
こんにちはー。
〇〇新聞のものなんですけどもー。
今、何か新聞って取られてますか?
と、いきなり本題に入るお兄ちゃん(織田信成くん似)。
拍子抜けしたのと、寝てるのを起こされたイライラで・・・
…いや、そういうのいいんで。さーせん!
ちょっとキツめに言ってドアを閉めようとした・・・その時ですよ。
…ご、5分だけでいいんで…
ちょっとだけ、ちょっとだけお話を…うぐっ。
ほっこりスマイルから一転、突然ぐすん顔へチェンジ。(まさに信成くんのあの泣き顔)
どことなく庇護欲をそそるその顔と、なんだか悪いことをしちゃったような気分になって、つい『…ちょっとだけなら』と言っちゃったんです。
するとその後・・・
- 僕だけ今月契約1件も取れてないんです
- このままだと僕、今の仕事やめなくちゃいけなくて…
- 地元、鹿児島なんですけど…「東京で頑張る!」って出てきたから帰ると親も心配させるし…
と、怒涛の泣き落とし。
『あ、九州って同郷やん。』と思わず出かかった言葉を頑張って飲み込みつつ
いかんいかん!
こんなん勧誘の手やって!お前、人の事より自分の生活心配しろよ!
と、気持ちを切り替えて『やっぱり結構です』とドアを閉めようとした時です。
ところで・・・。
新聞を読んでる人と読んでない人で年収に違いがある…ってご存知ですか?
・・・
・・・・・
・・・・・え?
いや、僕も新聞とか読んでなかったんですけど…
実は「年収1000万以上の人の約9割が新聞を読んでいる」なんて聞いてですねー。
いつかはお金持ちになりたい!って思ってたのもあって、それから読むようになったんです。
・・・
・・・・・
掴まれちゃいましたよね。
私のハート。
もう、ガシッッッ!と鷲掴まれちゃったっす。
結局それから20分ほど。
月の購読料とか「3か月だけでも大丈夫なの?」とか。
いろいろ話を聞いた末に『一か月3000円の出費はやっぱキツイな』と気付き、どうにか帰ってもらいましたが…
あの時後1万円生活費に余裕があったら、多分契約しちゃってただろうなと思います。
ただの泣き落とししかテクが無いお兄ちゃんかと思ってたんですけど・・・
こんな予想を立てて、ピンポイントで私の心をぐらつかせるお金の話題を振ってきたのかなと。
後になってそう考えると、「あの兄ちゃんすごい!」と心の底からリスペクトっす。
インターホンがしつこい時に思わず出ちゃっても「セールスうま!」と思えると楽しいですね♪
そんなこんなで、今のところ「結果的に出てよかったセールス」と感じる人はこの2組です。
家に来るセールスマンって、正直「めんどっ!」って思うんですけど、たまにこんな営業さんに会うと面白いんですよね♪
逆にすがすがしい気持ちになって、ちょっと得した気分になります。
とりあえず、今後もこんな営業さんに出逢えることを祈って。
一期一会を楽しみに、ロンリーな一人暮らし生活をエンジョイしていこうと思います♪