こんにちは。
水道検針はやってよかったバイトNO.1!
むったです。
私むった、30代で仕事を辞めて以来、フリーターとしていろんなバイトを経験してきました。
数あるバイトの中でも『コレ、かなり割がいいな!』と思った仕事・・・
それがずばり「水道検針」でっす。
そこでここでは・・・
- 水道検針ってどんな仕事なの?
- 1か月でいったいどれくらい稼げるの?
- つかぶっちゃけさ、きついの?きつくないの?
こんな「水道メーターの検針業務のリアルなあれこれ」を赤裸々に語っちゃおうかと思います。
市町村によって、細かい仕事のやり方や考え方には違いがあると思いますが、今回は私が働いてた「ある水道検針会社」のお話…という事でご理解よろしくお願いします。
水道検針のバイトって…水道局で働くって事?
水道検針はその名の通り、水道メーターを検針(チェック)する仕事です。
水道業務は「水道局」が管理していますが…
- 引っ越し後に水道が使えるように栓を開く、栓を閉める
- 今月どれだけ水道を使ったか?…と水道メーターをチェックする
こんな仕事は大抵「下請け会社」が仕事を請け負って行っています。
検針員のバイトはこの「下請け会社」に雇われて、各家庭を回って水道メーターをチェックする…という仕事になります。
ちなみに私は最初「水道検針って水道局で働くって事?!なんか大手っぽくてカッコいいやん♪うぇーい♪」なんて思ってましたw
水道検針のバイト 仕事内容ってどんな感じなの?
それではまず、ざっくりと「水道検針の勤務スタイル」についてご紹介します。
- 水道検針はガスや電気と違い、2か月に1回の検針
- 水道局で「この地区のこのエリアは奇数月(もしくは偶数月)の〇日に検針をする」というのが決められている
- 検針員は、その通りに「決められた日に決められた場所に行ってメーターを見る」事が大前提!
このため、雨の日も雪の日も台風の日も。
どんな日も出勤してメーターチェックをする必要があります。
この「大雪の日も台風の日も」…というのが、水道検針の仕事の一番つらい所かもです。
ただ、勤務日数はかなり少なく、水道検針のバイトは基本的に『1か月に15日が仕事、残りは休み』というサイクル。
15日ですべての受け持ちエリアの検針を済ませるので、月の半分は休みになります。
水道検針のメーターチェックってどんな感じなの?
メインの仕事である「検針」ですが、チェックするメーターは各家庭に1つはあるこんな水道メーターです。
メーター内に表示された数字と針を読み、「ハンディ」と呼ばれる専用の機械にピピっ!と入力。
その後、携帯している小型のプリンターから出てきた「検針票」をポストに投函する…という感じです。
ちなみに上の写真だと、指針は「1495.060」と読みます。
この針の読み方は、バイトの研修中にこれでもか!というほど練習するので誰でも読めるようになります。
水道検針のバイトの良い所!こんなメリットがあります
では、水道検針の仕事のメリットにはどんなものがあるのか。
個人的に「他のバイトとはちょっと違う!」と感じるポイントをご紹介します。
水道検針のバイトの良い所:ノルマ制なので自分の頑張り次第で早く家に帰れる!
検針業務は、まず最初に・・・
あ、君はA市のメーターチェック担当ね。よろしく!
と、それぞれ「A市担当」「B市担当」といった「担当地区」が割り当てられます。
その後、さらに担当地区の中でも「奇数月の1日は〇〇町の2丁目のここからここまで」「偶数月の1日は隣町の1丁目のここからここまで」と、日ごとの「細かいエリア」が振り分けられます。
この「受け持ちエリア」は基本的には固定なので、2か月に1回同じ家に行って水道メーターをチェックする…という事になるわけです。
仕事はノルマ制で、この受け持ちエリアの家のメーターをすべて検針すればその日の仕事は終わり!
早く終わらせれば早く帰れますし、のんびりやればそれだけ帰りが遅くなる。
やり方次第で自由な時間を作りやすい仕事なんですね♪
水道検針のいい所:働き方がかなり自由!
また、私がいた営業所は「全ての家の検針を終わらせて、夕方4時までに会社に戻ってくればいい」というスタイルだったので、朝の出勤時間は基本的に自由!
常識的な範囲内で、よきにはからってくれたまえ!
と、時間に縛られない自由さがたまらなく素敵でした。
ちなみに1日に検針する家の数はエリアによって違いますが、少なくて100件ほど、多くて250件ほど。
なので件数やその日の自分の予定によって…
- 時間がかかる日や午後から予定がある日:朝8時出勤
- 件数が少なく余裕、午後から特に予定もない:10時頃出勤
こんな風に、出勤時間も自分で決めることが出来ちゃうんです。
慣れてくると効率的な時間の使い方ができるので、バイトを掛け持ちしたいフリーターや夕方までには帰りたいママさん。
働きたいけど自由な時間もたっぷり欲しい人には人気の仕事なんですね。
水道検針のアルバイトの良い所:給料がそこそこいい!
こんな「時間的に余裕のある仕事」だと気になるのがお給料ですが…
個人的には結構割のいい仕事だと思ってます。
検針員には「1日は〇〇町のここからここまで」「2日は隣町のここからここまで」と、日ごとの「細かいエリア」が割り当てられる…と言いましたが、これを1日1エリア。
15日間働いて貰っていたお給料が 平均13万円 ほどでした。
このお給料は基本的に「検針した件数」で決まります。
ちなみにマンションのように移動が楽で検針しやすいエリアと戸建てばかりのエリアでは検針にかかる時間も違うので、給料にも若干の差がありました。
稼ぎたい人は1日に2つのエリアを検針することも。
検針すればするほどお金になるので、多い時は月給20万円なんて時もありました。
水道検針員の仕事の良い所:人の温もりに触れられる
また、個人的に一番楽しかったのが、検針先のお宅の方とのふれあいです。
メーターをチェックした際、極端に水の使用量が多かったり、逆に少なすぎたり。
また、漏水の恐れがあるような場合には声をかけるのも仕事なので、検針先のお客様とお話することもよくあるんですよね。
- 夏には『暑いから倒れないようにね!ほら、塩分補給!』と塩飴をくれたり…
- 冬には『今日は寒いからこれポケットに入れていきなさい。』と温かい缶コーヒーをくれたり…
2か月に一度お邪魔するたびに『久しぶり!』と笑顔で迎えてくれる方もいたんです。
一人暮らしの身には、この温かさがじーんと染みて…
人間っていいなって、思わずうるっと泣いちゃった事もありました。
ただ、やっぱり「辛い!」と思う事もあるわけで・・・
水道検針員の仕事の辛いところ!こんな事もありました…!
どんな仕事も良い事ばかりじゃないですが、水道検針の仕事もいろいろと「きつい」と感じる事がありました。
その中でも一番嫌だったのが「悪天候」です。
水道検針員の仕事のきつい点:天気にマジで左右される!
検針をしてて気を付けないといけないのが「誤針をしない事」「検針票を汚さない・濡らさない事」「投函先を間違えない事」なのですが…。
雨が降っているとどうしてもこの作業に支障が出て、検針に晴れた日の1.5倍時間がかかってました。
台風の時は靴下からパンツまで全身ずぶ濡れ…。
メーターBOXには泥水が溜まっててメーターがはっきり見えないし、検針票は雨で濡れるし…。
徐々に注意力が落ちて投函先を間違えそうになる…と負のコラボが襲ってきます。
検針員やってる時はマジで梅雨が大嫌いでした。
水道検針員の辛い所:最初の4か月はとにかくしんどい。
慣れないうちに大変だったのが「水道メーター」を発見することでした。
駐車場の中で車が乗っていたり、家の裏庭の茂みの中だったり。
家によって場所が違うので、初めて行く家はどこにメーターがあるのかを探すのに時間がかかります。
しかも日陰でジメジメした場所や草村の中。
メーターBOXの上にゴミ箱が乗ってたり…とすんなりメーターへはたどり着けない事がほとんど…。
ほぼ毎日ゴキちゃんやムカデ、ナメクジとこんにちはするし、夏は蚊に刺されるし…と虫との出会いも日常茶飯事です。
で、ですよ。
2か月に1度の検針なので、最初の2か月はどこも初めて行く家なわけです。
(※ ひと月めは奇数月の検針エリア、2か月めは偶数月の検針エリア…と場所が違うので)
なので、3・4か月目の2回目の検針で何となくメーターの場所を覚えて、半年目の3回目の訪問の時に、ようやくスムーズにメーターにたどり着ける…という感じでした。
そんなこんなで、最初の4か月は検針に時間がかかって給料が少ない状態…。
ここを乗り切れば楽になるのですが、我慢できずに辞める人が多いのもこの期間だと思います。
水道検針員のつらい点:他人と1対1で接する緊張感!
メーターだけを見るならなんて事はないのですが、住人に声をかけるのは結構ドキドキするものです。
昼間とは言え、誰が住んでいるかわからない中、チャイムを押して1対1で話をするのは緊張しちゃいます。
世の中にはいろんな人がいますし・・・ね。
いざという時の為に防犯ブザーを支給されてはいましたが、もしもの時の対処法というのは自分でも一応考えて回っていました。
仕事中は単独行動なので、その辺りの不安も考慮しておいた方がいいかなぁと思います。
水道検針のバイトの評判や口コミが気になる方へ【元検針員の体験談】のさいごに
いろいろとご紹介しましたが、個人的には「かなり好きなアルバイト」でした。
いろんなバイトを渡り歩きましたが、総合的にバランスのいい仕事だなぁと。
虫と天気、人と接する事に抵抗がなければ、結構面白い仕事だと思います。
水道検針の仕事に応募しようかと思ってるんだけどどうしよう?・・・な方に。
「へー。」くらいの感覚で参考にしていただければですね、はい。